セーラー服のBGM

2001年10月27日
通りを抜けて
遠く離れた憎しみが今、僕に急ぐ
唇噛んで、仕方がなくて、
軽蔑の言葉探した

ショールで覆う僕の悲しさを
わけ知り顔、ピントはずれになぐさめればいい!

間抜けな言葉で
僕を取り囲む
得意げなうすら笑いに腹が立つのさ

思い切り胃を蹴り上げたら
君はどんな顔するのかと思う

でたらめばかり並べてるうち
からまった僕の寝不足
忘れられない、離れやしない興奮が
今、僕を襲う

セシル・ビートン気取りの僕なら
退屈も嘘も切り取れる
ロマンチックに!

偶然に出会う
そして僕は見る
震えているのは寒さのせいじゃないのさ
冷やかしや皮肉言えばいい
バカさ加減がわかるさ

僕たちは
飛び跳ねる
空を仰ぐ
手を突き上げて

この気持ち
これ以上、何が言える?
どう言えるだろう?

遠くまで見える目には流れ出す
5月の涙を僕は誇りに思う

君に会う頃はスマートに
切りつける言葉、僕は吐くだろう!
「なぜあんな夢を見たのかしら?
 抱いて。ふるえが止まらないの。」
「どんな夢か覚えてる?」
「私たち、危険な道を横断するはめになって
 一緒に渡るために手を握るよう頼んだの。
 でも、ダメだった。
 
 私たちの手が見えないの。
 腕の部分が見えないのよ。

 しかも、地面は柔らかい砂。
 それに足を取られて、
 もう道路のずっと先にいて、
 どうしても行けないの。

 ねえ、
 混沌とした世界に生きているのね。」
「僕たち?」
「いいえ、人間みんなよ。」
「混沌って?」
「不安とか、恐怖とか、そういう状態のことよ。
 もしかして私たち…
 少しずつ破滅へ近づいているのかもしれない…」
「そうかもな。
 もう手遅れかもしれない。
 でも、考えても誰も口にしない。」
「大事なものを失ってない?」
「人間が?」
「私たちよ」
「今は抱き合ってる。
 真夜中に。
 世界のほんの片隅で。
 心がすれ違ったまま。」
「それでも、信じたいの?
 私を愛してるって。」
「心からね。
 でも、大げさに言うと愛が逃げてしまう。
 僕は、君を、愛してる。
 不完全で、わがままな形だけど。」

IT’S IMPORTANT TO ME

2001年10月24日
きれいごとはキライ
きれい好きもキライ

少しくらい汚れてる方が
部屋も世の中も住みやすいってもんよ

色白は七難隠す
なんていうけど、
隠し事もキライなの

しみ・そばかす いいじゃない
誰も彼も同じ肌、同じ顔じゃ
どれが自分か分からなくなるわよ

私は只でさえ自分が分からない

だから、手がかりを消しちゃいけないの
全部
自分の道しるべだからね

すかし

2001年10月23日
作者が読者に払いうる最大の敬意は
彼らが期待するようなものは一切書かない
ということである。
そう言ったのは、ゲーテだ。
やつはこうも言った。
人間の働きにせよ、自然の働きにせよ
我々が特に注目しなければならないのは本来
その意図である。
まったくいいことを言うやつだ。
アタシがレールはずれて飲んだくれてるなんて
誰が考えただろう?
古い仲間はみんな驚いてる。
全く期待を裏切ってくれるってね。
だが、それでいい。
誰も思いつかないことをやりたいじゃねえか。
見たことのないこと 聞いたことのない話
仲間達はそれを結構楽しんでるのさ。
人間は心臓の鼓動によって生きている。
鼓動とは、規則的な繰り返し。
すなわち、リズムのことだ。

そう、何をするにしても大切なのはリズムだ。
歩くときも、喧嘩するときも、飯を食うときも、
愛し合うときも、うそを言うときも、
リズムが重要なんだ。

MAN ON THE EARTH

2001年10月21日
冷たいベッドの隅
転がるように君は
僕のコトバを毛布のようにくるまって眠るよ

君だけを裏切って
裏切りきれないでいる

誰かを諦めそうな夜
誰かに従いそうな夜

表に出たら
頭はうちゅうへ足はマグマへ
コトバは空気へ
一体になるのを感じた

ひとりきり温もりを感じて
また君のもとへ帰る

僕は僕の
君は君の
眠りへ

跳躍・憧憬

2001年10月20日
私は
世界を両手で粉々に擦り潰し、
それを見て微笑むあなた
が見たい
そこにいなかったら 何を失うのかしら?
場所さえも分からない
生活や考え方を変えて 別の何かを探す
それが何かは分からないけれど
すべてが灰色のこの場所を離れる
行き先がどこかは分からないけれど
ここ以外の場所 憂鬱の種などないところ

つらくてすてきな憂鬱

生と死の間の無人地帯
2時間半死んで
何も考えず じっとしてる

憂鬱

幸せでも不幸でもなく
動けずにいる
才能を夢見る素晴らしい虚無

一つずつ
いつか実現するはずよ

世界の果てを想う
太陽の真下の地点
まさに太陽の真下
凄いわ……

裸足で散歩

2001年10月18日
はい、とぶです。

宇宙はひろおいです。
とぶは宇宙の真理を探して旅をしています。
裸足で歩くとビリビリします。
ネットの海はひろおくて
いろんなお魚もいてクリクリします。
頭にものを浸透させるとワクワクします。

真理はあると思って探すとないですが、
ないと思って探すとやっぱりないです。

欲しいものは手に入らないですが、
要るものが手に入りました。

ヴォン・ヴォヤージュ

面白い・面白くない

2001年10月17日
とぶは今まで苦労したことがありません。
ひょっとしたらホントはあるのかもしれないけど、
全然覚えていません。

どうしてかというと、
面白そうなことしかしないし、
面白くなさそうなことの中にも
ちびっとは面白そうなことを発見して、
ビリビリするからです。

でも、それでもやっぱりつまらなさそうな時は
寝ます。
寝たら、夢の中でコロコロ面白いです。

おわり。

教訓。教訓。

2001年10月16日
知らない人にあったら、
ついていきましょう。
死ぬ、とか、自殺、とか、くだらぬことだ。
負けたから、死ぬのである。
勝てば、死にはせぬ。
死の勝利、そんなバカな論理を信じるのは、
オタスケじいさんの虫きりを信じるよりも
阿呆らしい。
人間は生きることが、全部である。
死ねば、なくなる。
名声だの、芸術は長し、バカバカしい。
私はユーレイはキライだよ。
…然し、生きていると、疲れるね。
かく言う私も、時に、無に帰そうと思う時が、
あるですよ。
戦いぬく、
言うは易く、
疲れるね。
然し、度胸は、きめている。
是が非でも、生きる時間を、いきぬくよ。
目覚めなば
またも飲まなと
酔ひつつも
入りにし
とはの眠しよしも
ラフィング・フィッシュが言った、
泳ぐ鳥よ お前の身体が何でできているか知っているか?
オレは言った、
知らねぇよ きっとどこにでも転がってる鳥の糞だろうさ。

フィッシュが言った、
泳ぐ鳥よ お前の魂は何でできているか知っているか?
オレは言った、
知らねぇよ きっとどこにでも転がってる綿埃だろうさ。

フィッシュは言った、
その答えは間違っていて合っている、
お前の身体は宇宙の全てと繋がっていながら
お前にしかなりえない、
お前の魂は宇宙の全てを含んでいながら
お前でしかありえない
それはこの私も、そして、誰しも
誰かが憎ければ、お前は自分を憎んでいる
誰かを愛していれば、お前は自分を愛している

オレは言った、
オレは誰にも何も感じないよ。

フィッシュは言った、
それはこの地上で何より不幸なこと

あるひとりごつ

2001年10月11日
もしもこの世に神様とやらがいるのなら
ひとつ願いたい。

全ての自由を阻害する者達に
天罰の下らんことを。

よせあつめスパイク

2001年10月10日
食いもんはとても大切だ。
何しろ人間の身体はそいつが食ったもんでできてるわけだ。
もしアタシのクローン人間がいたとして、そいつがハンバーガー以外食ったことがないとしよう。
そいつとアタシとは遺伝子的には同じでも、全く違った人間になるはずだ。
ハンバーガーとぶは、アタシよりも怒りっぽいかもしれないし、日曜には教会に行くような女かもしれない。凶暴な殺人鬼かもしれないし、下着はネットで別洗いするような女かもしれない。
いずれにしても、ハンバーガーとぶはアタシとは別人だ。
要するに、食いもんを選ぶときはよくよく考えて選ばないといけないっていうこと。

プリオシン海岸にて

2001年10月9日
ベルイマンの女性遍歴は奔放だ。
正式な結婚が5回、同棲は数え切れない。
彼の心変わりで関係は終わるが、その後も
仕事上の関係が続く女性も多い。

「私が愛した女性達はみんな親友だよ」
彼は言う。

ベルイマンは、なぜそんなに女性を惹き付ける
のですか?

「彼と同じ空間にいると、認められているという実感がするの。人は誰でも寂しがり屋で、
認められ、理解されたがっているから、それが
愛につながっていくのではないかしら」
ある女性は語った。

承認と接触。
人の精神の冬を見つめる彼には
人の一番欲しいものが分かっていた。

でも、彼にとっては、

人には常に一対一で向き合う対象が必要なんだ。
でないと、自分ってものがわかんなくなってしまう。
人は一日に何時間眠るのか。
一日にどのくらいのものを食べるのか。
自分と他人を区別するものは何なのか。
意味もなく不安になるのは何故なのか。
美や好悪の基準はどこにあるのか。
具体的な相手がいないと
分からなくなってしまうわけ。
ひとりでいると
自分ってものの輪郭が
ぼやけてしまうのさ。

そんな感じだったんじゃないのかな。
愛の力で自己破壊から逃げるんだ
血の温もりや穏やかな自分を尊重しろ
明晰な感性 暖かい心を
その情熱がみんなの暗さを溶かす

逃れたい モノローグや言葉の奔流から
苦悩を音楽にしたくない
恋人を音楽で殺したくない
でも、黙れば彼女が自殺する
キスも唇をふさげない

僕は飛びたい
重すぎる
トラックのようだ
僕は生き返らない
決して
まっしろい君の肩を抱きながら
何を言えばいいのか、分からない僕だったよ

知ることもなく
消えては浮かぶ
君との影 過ぎていく影

意味なんかないさ 意味なんかない
今にも僕は泣きそうだよ

このまま連れてってよ
僕だけ連れてってよ
どこまでも連れてってよ

君とだけふたり堕ちていくブルー
友達もいなくなって ベイビー イッツ・ブルー

今日が終わっても
明日が来て
長く儚く日々は続くさ

意味なんかないね 意味なんかない
今にも僕は泣きそうだよ

スタコラサッちゃん

2001年10月4日
無職透明。
火事手伝い。
結婚(笑い話)
他意はない(悪意しかないこと)
野獣(のけもの、と読む)

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