山田 太一 新風舎 上下巻¥890

この作品は私の人生にどれだけ影響を与えたか分からない。
沢田竜也の台詞は心をわしづかみにする。
そして、主人公の目線も正しい。
ラスト
「僕には二人が頑張って自分を越えようとしているように見えた。
自分を克服して、自分以上のものになろうと、張りつめているように見えた。」
自分という枠を広げるということはとても難しい。
でも、私は広げる努力を続けたい。
何処まで広がるのか。
どこが広がらないのか。
広がらないところがそのときの自分の輪郭。
自分の輪郭は時とともに変わっていく。
その変化を歓迎したい。
堕ちるところまで堕ちてもそれが自分なのだし、
そこからはい上がってもそれが自分なのだ。

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