向き合う

2003年3月21日
心が静かだ

今までの
あの怒りがウソのようだ

なぜオレは怒っていたのか
あんなにも何に駆り立てられていたのか

よく思い出せない

オレを見てた
そうだ
あの猫にあってからだ

いや
あいつはただのきっかけで
いつかは誰もが気付くのかもしれない

《漆黒の闇》

何かいる…
見える

今まで目を背け続けていたから気付けなかった

闇の中に
こころの奧に
大昔からこいつはいたんだ

それはまず
僕に質問するはずだ

「ようこそ。君は何者だ?」

僕は僕です
また僕はあなたです
虚無であり死であり
矛盾と呼ばれるものであり
全ての時間と空間であり
問いであり同時に答えです

「少し言葉が多すぎるけど
 そのクセ足りないけど
 まァいいだろう。
 何故ここへ?」

宇宙のことを考えていたらここに来てしまいました

「うん。まあそうだろうな。」

教えて下さい
ここは終点ですか?

「さァどうだかね。
 終点に行きたいのかい?
 始発はどこだった?」

わかりません

「そうか。
 環状線かもしれないぞ。
 レールなどないのかもしれん。」

僕はそこを回り続けるんですか?
永遠に?

「さァね。もう帰りなさい。
 グズグズしてると帰れなくなるぞ。」

帰り方がわかりません
歩く元気もありません

「帰れるさ。
 君は人間で、
 ハチマキで、
 あとタナベが気になる。
 それを思い出せ。」

ちょっと!待っ…

「大体ここは生きたままくるような所じゃない。
 焦らなくても、そのうちこっちから迎えに行くよ。」

帰るって…
どこへ?
どうやって!?

「闇を見ることが出来るのなら
 光を見ることも出来るはずさ。
 呼び名がちがうだけのことだからな。」

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