ネガポジ逆転

2002年7月7日
惑星のどこにとどまっていようとも、きっと鳥は鳥であるはずだ。星が地上に落ちても、それでも星は星なのだから。


ぼくは毎日、様々なことが起きるのを注意深く見守った。
様々なことのなかから、何か答えが見つかるのではと期待しながら。
そうするうちに、やがてモノトーンと見えるもののなかに、
鮮やかな、いくつもの色が見えてきたのだ。
ぼくは気づいた。
それまでぼくが生きてきたモノトーンのなかで、
自分は本当のものを何一つ見ていなかったのだと。
ぼくの中にはすでに自分が知っている色調を期待する気持ちもあったが、
そういったものは大して重要ではないと結論づけた。
しかし、それでも、ぼくはたしかに感じていたのだ。
モノトーンに見えるすべてのなかには、
色が欠けているということだけではなく、
それ以上の何か大事なものがあるのだと。
そして今
そのことを自分が認識できるかできないかの
大事な瀬戸際にいることを。

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