残酷な神が支配する その3
2002年4月21日もし彼が知れば
彼の目
あの瞳が私を哀れむ
あのくちびるが
わたしをさげすむ
夢にもおもってないだろうに
あの川岸で泣いている私を見たときから
なにかと語りかけてくれた彼の
なにも知らないでいた彼の
まなざしを
私は 失う
彼が知れば
いま 対等なこの足場を失う
言葉にならない
私の中のなにかを
私は確実に失う
どうして彼に見せることができる?
できない―
できない!
彼の目
あの瞳が私を哀れむ
あのくちびるが
わたしをさげすむ
夢にもおもってないだろうに
あの川岸で泣いている私を見たときから
なにかと語りかけてくれた彼の
なにも知らないでいた彼の
まなざしを
私は 失う
彼が知れば
いま 対等なこの足場を失う
言葉にならない
私の中のなにかを
私は確実に失う
どうして彼に見せることができる?
できない―
できない!
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