沢田哲学 1
2002年1月31日竜彦「何か好きなものがあるということは素晴らしいことなんだ。」
良子「ロックと漫画でも?」
竜彦「そうさ。なんだっていいんだ。何かを好きになって、細やかな味も分かって来るということは、とても大切なことなんだ。そういうことが、魂を細やかにするんだ。漫画でもロックでも、深く好きになれる人は他のものも深く好きになれる。」
良子(うなずく)
竜彦「一番恥ずかしい人間は、下らないとかいって、何に対しても深い関心を持てない人間だ。そう言う人の魂は干からびている。干からびた人間は人を愛することもものを愛することも出来ない。」
良子(うなずく)
竜彦「肝心なのは、夢中になっているということなんだ。なにかに、深く心を注いでいるということなんだ。それが心を育てるんだ。それに比べたら勉強ができるなんてことはつまらないことだ。」
良子(うなずく)
竜彦「何かを深く好きになることが必要だ。しかしそれは、放っておいてできることじゃない。好きになる訓練をしなきゃいけない。」
良子(うなずく)
竜彦「漫画がすきなら漫画でもいい。ただ気持ちのままに読み散らしているのではいけない。細かな魅力を分かろうとしなければいけない。すると、誰のがチャチで誰のがいい味だというようなことが分かってくる。もっと深い味が欲しくなる。もっと複雑な魅力が欲しくなる。それはもう漫画では駄目だということになったら、他のものを求めればいい。その分、君の心は豊かになっている。」
良子「―」
竜彦「好きな物がない、というのはとても恥ずかしいことだ。なにかを、無理にでも好きにならなければいけない。若いうちは特になにかを好きになる訓練をしなければいけない。」
良子「―」
竜彦「なにかを好きになり、夢中になるところまで行けるのは、素晴らしい能力なんだ。ものや人を深く愛せるというのは誰もが持てるというものじゃない、大切な能力なんだ。努力しなければ持つことのできない能力なんだ。」
竜彦「―(我に返り)いい方が難しかったかな?」
良子「ううん」
良子「ロックと漫画でも?」
竜彦「そうさ。なんだっていいんだ。何かを好きになって、細やかな味も分かって来るということは、とても大切なことなんだ。そういうことが、魂を細やかにするんだ。漫画でもロックでも、深く好きになれる人は他のものも深く好きになれる。」
良子(うなずく)
竜彦「一番恥ずかしい人間は、下らないとかいって、何に対しても深い関心を持てない人間だ。そう言う人の魂は干からびている。干からびた人間は人を愛することもものを愛することも出来ない。」
良子(うなずく)
竜彦「肝心なのは、夢中になっているということなんだ。なにかに、深く心を注いでいるということなんだ。それが心を育てるんだ。それに比べたら勉強ができるなんてことはつまらないことだ。」
良子(うなずく)
竜彦「何かを深く好きになることが必要だ。しかしそれは、放っておいてできることじゃない。好きになる訓練をしなきゃいけない。」
良子(うなずく)
竜彦「漫画がすきなら漫画でもいい。ただ気持ちのままに読み散らしているのではいけない。細かな魅力を分かろうとしなければいけない。すると、誰のがチャチで誰のがいい味だというようなことが分かってくる。もっと深い味が欲しくなる。もっと複雑な魅力が欲しくなる。それはもう漫画では駄目だということになったら、他のものを求めればいい。その分、君の心は豊かになっている。」
良子「―」
竜彦「好きな物がない、というのはとても恥ずかしいことだ。なにかを、無理にでも好きにならなければいけない。若いうちは特になにかを好きになる訓練をしなければいけない。」
良子「―」
竜彦「なにかを好きになり、夢中になるところまで行けるのは、素晴らしい能力なんだ。ものや人を深く愛せるというのは誰もが持てるというものじゃない、大切な能力なんだ。努力しなければ持つことのできない能力なんだ。」
竜彦「―(我に返り)いい方が難しかったかな?」
良子「ううん」
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