ヨハネ 断章 その9

2001年11月24日
 ただ、まさしく奇跡のように全てが調和した光景を
 一度目にしたことがある。
 彼が海の上を歩いてきたときだ。
 朝日が、雲を、海を、彼を照らし、
 そこには無限の色彩が満ちているようだった。
 希望に満ちた色彩の中で彼の瞳だけが
 それを引き立てるように哀しみの色彩を帯びて
 いるのをただ見つめていた。
 私の心は言葉にできないせつなさがこみあげる
 ばかりだった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索