ヨハネ 断章 その6
2001年11月21日 やがて出て行くであろう一行のひとりの姿が
私の心に映えたときのことを私は良く覚えている。
「キミは、ヨハネとは似ていないね。
おにいさんのヤコブとは正反対だし。」
漁の網を編み直す私の耳にふと囁かれたイエスの
言葉に私の動きはぎくりと止まった。
「たしかに兄の性格とは違うと思うけれど、
誰が僕と似てないって?」
「ヨハネだよ。キミと同じ名前で有名な、
最後の予言者。キミは知らないかい?」
もちろん知っていた。
だが、洗礼者ヨハネと私を比べる人物がどこにいるだろう?
これが、救世主と騒がれているイエスなのだ、
悟った途端いぶかしい気持ちに襲われた。
「今度は人をつってみないかな?
網でなく言葉で。」
何を彼は言っているのだろう?
「キミのような人をまっていたんだ。
きっと僕と近しい距離で主と遊べるよ。」
私の心に映えたときのことを私は良く覚えている。
「キミは、ヨハネとは似ていないね。
おにいさんのヤコブとは正反対だし。」
漁の網を編み直す私の耳にふと囁かれたイエスの
言葉に私の動きはぎくりと止まった。
「たしかに兄の性格とは違うと思うけれど、
誰が僕と似てないって?」
「ヨハネだよ。キミと同じ名前で有名な、
最後の予言者。キミは知らないかい?」
もちろん知っていた。
だが、洗礼者ヨハネと私を比べる人物がどこにいるだろう?
これが、救世主と騒がれているイエスなのだ、
悟った途端いぶかしい気持ちに襲われた。
「今度は人をつってみないかな?
網でなく言葉で。」
何を彼は言っているのだろう?
「キミのような人をまっていたんだ。
きっと僕と近しい距離で主と遊べるよ。」
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