インターミッションその2 ロボトミーにして僕を
2001年11月20日 今日と昨日の識別も最早つかない混乱が続いた。
僕は時々上を見上げて深くじっと考えてみる。
すると僕の考えが、急に僕の額から煙のように
逃げ出していく、
僕は空洞(からっぽ)のなかに、憔悴した僕の頬を、
そればかり目瞼一杯に移してしまう。
それでいて、僕の毎日は不思議に鋭く緊張していた。
誰人の意志が又何故にこの不思議な緊張を
かくまで僕に強うるのか、
それを僕は知ることが出来なかった。
知りうることは、僕の意志ではこの緊張を
どうすることも出来はしないということばかり、
僕はただ、日毎に強く張り切ってゆく、
不思議に休むときもない振幅を感じ続けてばかりいた。
やがて或日、その緊張に極点が来て止む無く
緊張それ自身破裂せしめる時がある、
そのとき僕はどう成って何処へ行くのか、
それも僕には分からない。
僕は毎日怒ったような、
妙に切迫した怖い顔を結んで、
極く希に、ふとしたはずみでしか
笑い出すことが出来なかった。
僕は時々上を見上げて深くじっと考えてみる。
すると僕の考えが、急に僕の額から煙のように
逃げ出していく、
僕は空洞(からっぽ)のなかに、憔悴した僕の頬を、
そればかり目瞼一杯に移してしまう。
それでいて、僕の毎日は不思議に鋭く緊張していた。
誰人の意志が又何故にこの不思議な緊張を
かくまで僕に強うるのか、
それを僕は知ることが出来なかった。
知りうることは、僕の意志ではこの緊張を
どうすることも出来はしないということばかり、
僕はただ、日毎に強く張り切ってゆく、
不思議に休むときもない振幅を感じ続けてばかりいた。
やがて或日、その緊張に極点が来て止む無く
緊張それ自身破裂せしめる時がある、
そのとき僕はどう成って何処へ行くのか、
それも僕には分からない。
僕は毎日怒ったような、
妙に切迫した怖い顔を結んで、
極く希に、ふとしたはずみでしか
笑い出すことが出来なかった。
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