小さな戯曲「グリム著白雪姫」Scene10
2001年11月8日グリムが著者に戻った後の世界。手鏡が小人
王子たちのところにいる。
王子:あ、この道はいつか来た道。
何だろう?
私の中に、姫を助けることのできる
もう一人の私がいる。
閉じられた三面鏡で、向かい合ってる
二枚の鏡じゃない方の鏡。
手鏡:それがあなたなの、王子。
グリムと鏡はお互いを写してた。
二つの鏡が向かい合えばそこに迷宮が
生まれるわ。その迷宮に写りこまない
あなたに二つの鏡は憧れていたの。
だから、あなたを創り出したのね。
古典的な配役つかって。
小人あ:あーっ!はよしないと白雪姫のからだが
消えてまう!
小人い:王子!わけ分かんないこと言ってないで
何とかしてよ。
手鏡:今のあなたにならできるでしょ?
王子:ああ。…棺をおろしてくれないか。
小人たち棺をおろす。王子姫にキスする。
小人あ:あーっ!!!!
(小人いが口をふさぐ)
雪がやみ、白雪姫のからだは元に戻り、目を覚ます。
白雪姫:王子…いえ、グリムなの?
わかってるわ。
私、眠っている間に夢をみたわ。グリム
っていう童話好きな人が子供達に話しを
しているの。私たちのことよ。
そうして、グリムは懐かしそうに口にしたわ。
「白雪姫」って。
白雪姫がまわりの雪をあつめ、頭上で散らすと
花びらが舞い降りてくる。
小人う:わかるような気がするなあ。
なんでだろう?
小人あ:話自体はわからへんけど。
小人い:僕らも迷宮の中にいるのかな、ホントは。
王子:姫、鏡のところへ行きましょう。
白雪姫、ひとり割れてしまった鏡のところへ行く。
鏡に手を添え、頬をあてて
白雪姫:鏡よ、鏡よ、鏡さん。
この世でいちばん私を愛してくれたのは
…あなたね、グリム。
【終劇】
※お気に入り登録していないひとは、
秘密日記しらないので、注釈。
これは、中学3年のとき授業で書いたやつ
でーす。ぷぷぷ。遊眠社見始めた時期って
ことね。ははは。
王子たちのところにいる。
王子:あ、この道はいつか来た道。
何だろう?
私の中に、姫を助けることのできる
もう一人の私がいる。
閉じられた三面鏡で、向かい合ってる
二枚の鏡じゃない方の鏡。
手鏡:それがあなたなの、王子。
グリムと鏡はお互いを写してた。
二つの鏡が向かい合えばそこに迷宮が
生まれるわ。その迷宮に写りこまない
あなたに二つの鏡は憧れていたの。
だから、あなたを創り出したのね。
古典的な配役つかって。
小人あ:あーっ!はよしないと白雪姫のからだが
消えてまう!
小人い:王子!わけ分かんないこと言ってないで
何とかしてよ。
手鏡:今のあなたにならできるでしょ?
王子:ああ。…棺をおろしてくれないか。
小人たち棺をおろす。王子姫にキスする。
小人あ:あーっ!!!!
(小人いが口をふさぐ)
雪がやみ、白雪姫のからだは元に戻り、目を覚ます。
白雪姫:王子…いえ、グリムなの?
わかってるわ。
私、眠っている間に夢をみたわ。グリム
っていう童話好きな人が子供達に話しを
しているの。私たちのことよ。
そうして、グリムは懐かしそうに口にしたわ。
「白雪姫」って。
白雪姫がまわりの雪をあつめ、頭上で散らすと
花びらが舞い降りてくる。
小人う:わかるような気がするなあ。
なんでだろう?
小人あ:話自体はわからへんけど。
小人い:僕らも迷宮の中にいるのかな、ホントは。
王子:姫、鏡のところへ行きましょう。
白雪姫、ひとり割れてしまった鏡のところへ行く。
鏡に手を添え、頬をあてて
白雪姫:鏡よ、鏡よ、鏡さん。
この世でいちばん私を愛してくれたのは
…あなたね、グリム。
【終劇】
※お気に入り登録していないひとは、
秘密日記しらないので、注釈。
これは、中学3年のとき授業で書いたやつ
でーす。ぷぷぷ。遊眠社見始めた時期って
ことね。ははは。
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