強い気持ち

2005年3月31日
いつの間にか君と
暮らし始めていた
西日だけが入る
狭い部屋で二人
君に出来ることは
ボタン付けとそうじ
だけど 充ち足りていた

やりきれぬ寂しさも愚痴も
おたがいの温もりで消した
もしもどちらかもっと強い気持ちでいたら
愛は続いていたのか

リンゴ囓りながら語り明かしたよね
愛はあれから何処へ

二人ここを出ても
すぐに誰か住むさ
僕らに似た若い恋人かもしれない
きれい好きな君が磨き込んだ窓に
どんな灯りがともる

限りないもめごとも嘘も
別れだとなれば懐かしい

もしもどちらかがもっと強い気持ちでいたら
愛は続いていたのか

こんな終わり知らず部屋を探した頃
そうさあの日がすべて

そうさあの日がすべて

君に語りかける

2005年1月27日
走り出しても何もなかっただろ?
これで全てウソだと分かったよ
これから俺が一晩中
誰かを憎んでも
そいつは多分一晩中
ウソまみれなのさ

俺達に巣食うくだらぬ横顔は
一秒で早く何とかしなければ

俺たちいつかどこかで死んじまうんだぜ
だから俺達はこう叫ぶのさ

これで自由になったのだ
これで自由になったのだ
これで自由になったのだ

いくつの夜を過ぎても何もなかったろ?
これで僕らもやるせない自分をわかったよ

今ここで今ここで
僕達が何か許したら
それだけ僕達カラダ中痛みが走るのさ

明日も僕達はじめられないなら
一秒でも早くアナタに会わなけりゃ

きっと俺達何かで死んじまうんだぜ
だから僕達は今叫ぶのだ

これで自由になったのだ
それが理由になったのだ
これが自由なったのだ

いつか笑う

2005年1月15日
同じ旅に出たら、同じ川流れ
同じ川に出たら、同じ足どり
同じ足どりで、同じ山眺め
いつか笑う

同じ涙
同じ涙ならば、お案じ時別れ
同じ時に出たら、違う海に咲け

きちがいホームレス

2004年11月9日
悲劇の幕開け
花のようには暮らせない
食べていくのには
稼がなきゃならない
圧迫的に
彷徨うにして悲しく
生き急ぐようにして悲しく
前へ前へと押されてゆくの

経験を忘れる 育つ雑草
気分は野良犬
綺麗だと何度でも言い聞かせて
落ちるように浮き上がる
これじゃ始まりも終わりもない
気分は野良犬
私は今死んでいる

悲劇の幕開け
「愛している」と明かりをつけて
貴方はどんな風に
認めてくれたの 許していたの
そしてまた遠回り
そしてまた同じ味
うまくいかなくてひどく困る

もう必要もない
あらゆる救済
気分は野良犬
次第に感づいていく両目は閉じないまま
厚い皮膚を脱ぎ捨てる
蘇り再生するため
気分は野良犬
私は今死んでいる

捨てれる 選べる
逃げれる 笑える
眠れる 飛べる
私はフリーで
少しもフリーじゃない

第一章

2004年7月7日
なんか足りない乾いた日々に
あなた色の水滴が落ちた
今日あたり誘い出して
寂しさ忘れる程のキスがしたいわ

雨も止んだし
成り行き任せ
行けるとこまでいこ

助手席のスクリーン
私だけに見せて
光と影のメロディ
溺れていたいわぁ
トンネルを抜けたら
海よ

がらにもない服を着て
ありえない引きだしも見せてみたい
先は長い
焦らないで
ひとつになりたい
だから

飽きたりしないで
遠くに行かないで
たまには褒めて
手のひら踊らせて

助手席のスクリーン
眩しさに満ちてく
さりげない仕草が
揺れるまつげの色が
気になってしょうがないわぁ

物語はプロローグ
それは世界の終わりまで
瞬きをするあいだに
消えたりしないでねハニー

地球の裏側の
恋人同士が
羨むほど愛して
連れ去って欲しいわぁ
スカートの砂はらって
サイドミラーたたんで
このままこの魔法に
しびれていたいわぁ

連れ去って
寄り添って
はぁい

僕の話

2004年6月24日
昨日見た夢の話など興味ない 退屈さ
まわりくどい君の話し方なら なおさらさ

どうしてもっとさっとできないのかな
もっと単純に話せばいいのに
思ったほど伝わってないのにな
なんでそれに気付かないのかな

君の話はもう聞き飽きた
タバコばかりが減ってきただろう

いつか見た栄光の時代など金輪際 忘れてさ
みんな「そうなんだ!」って驚いたふりしてるだけなのに

きっと環境に恵まれてたんだろう
ずっともてはやされてきたんだろう
どんな人だったかって聞かされても
そんなことは聞きたかないんだよ

得意話はもう聞き飽きた 自慢話はもうこりごりだ

君の話はもう聞き飽きた 自慢話は、もうこりごりだ
君は言うのさ もう聞き飽きた 僕の話はもう聞き飽きた

僕の話は

試練のとき

2004年6月22日
ある晩、男が夢をみていた。
 

夢の中で彼は、神と並んで浜辺を歩いているのだった。 
そして空の向こうには、彼のこれまでの人生が映し出されては消えていった。

どの場面でも、砂の上にはふたりの足跡が残されていた。 
ひとつは彼自身のもの、もうひとつは神のものだった。
  
人生のつい先ほどの場面が目の前から消えていくと、彼は振り返り、砂の上の足跡を眺めた。

すると彼の人生の道程には、ひとりの足跡しか残っていない場所が、いくつもあるのだった。
 
しかもそれは、彼の人生の中でも、特に辛く、悲しいときに起きているのだった。

すっかり悩んでしまった彼は、神にそのことをたずねてみた。

「神よ、私があなたに従って生きると決めたとき、
 あなたはずっと私とともに歩いてくださるとおっしゃられた。
 しかし、私の人生のもっとも困難なときには、いつもひとりの 
 足跡しか残っていないではありませんか。

 私が一番にあなたを必要としたときに、なぜあなたは私を
 見捨てられたのですか」
  
 神は答えられた。
「わが子よ。私の大切な子供よ。私はあなたを愛している。
 私はあなたを見捨てはしない。

 あなたの試練と苦しみのときに、ひとりの足跡しか残されていないのは、
 その時はわたしがあなたを背負って歩いていたのだ」

ほうき星

2004年6月21日
午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった
ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい

二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た
始めようか 天体観測 ほうき星を探して

深い闇に飲まれないように 精一杯だった
君の震える手を 握ろうとした あの日は

見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ
静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ
明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった
「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた

気が付けばいつだって ひたすら何か探している
幸せの定義とか 哀しみの置き場とか

生まれたら死ぬまで ずっと探している
さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して

今まで見つけたモノは 全部覚えている
君の震える手を 握れなかった痛みも

知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ
暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ
そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている
「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている

背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった
宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった

僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ
ただひとつ 今も思い出すよ

予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな
君の震える手を 握れなかった あの日を

見えているモノを 見落として 望遠鏡をまた担いで
静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた
そうして知った痛みが 未だに僕を支えている
「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている

もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで
前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ
始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも
「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけている

濡れた花その2

2004年6月19日
ふと、部屋に誰かの気配を感じた。なんだろう。後ろを振り返っても誰もいない。死んだ母の霊でも背負ってきてしまったんだろうか。くく、と笑いながら、私はベッドに横になった。ベッドに横になると、窓からの景色がよく見えない。じいっと向かいの壁をにらむ。すると、部屋のなかに、綿帽子のようなものが浮いているのに気づく。タンポポのようでいて、それより、ひとまわり大きい。何の種子だろうか。私は、立って、それを手に受け止めて見る。綿というより線で出来ているそれは、なんなのか。私は、部屋に置いてあった、メモ帳に挟んでおいた。
夕食の時間になって、私は、その種子を持っていた。「こんなものが部屋に浮いていたんです。今はぺしゃんこだけど、もっと丸くて」「ああ、それは美しい花を咲かせるんですよ。」「どんな花ですか」「すぐに咲くんですよ。紫色のリキッドで描いたような、綺麗な花ですわ」それを見たい。
私は、自分の部屋に鉢をもらい、野菜を育てているという良い土までもらって、種子を植え付けた。私がいる間に花は見れるだろうか?
翌日の朝、香りで目が覚めた。種子が苗になっているのを確認。成長が早い。それに何かしらいい香りがする。これはいったい何なんだろう?昨日の話では、ここら辺ではその種をなかなか見つけられないので、幸福の種と呼んでいるらしい。何故、それが部屋にあったのか?窓は閉まっていた。私が来る前に換気してそのときに入ったものなのか。それとも、私のカラダに着いてきたのかもしれない。
気配がする。部屋のいつも定位置のようだ。扉を開いて、左側の隅にいる。そんなに悪い霊ではない。何か思い残しがあるんだろうか。それが、この植物と関係している気がする。理由は全く分からないけれど。

爛れた花

2004年6月13日
ケータイのない私は、手帖がなければ、誰とも連絡が取れない。だというのに、あろうことか、手帖を家に忘れっぱなしにしたまま、ここは富山だ。
目の前を大きな山が阻んでいる。バスの運転手さんに聞いて、縁村に行きたいのだが、と訪ねると、このバスじゃないよ、と冷たくあしらわれた。誰にどう聞くのがいいのか。ここには交番がない。縁村にはペンションを予約してある。夏日の中、汗が頬をつたう。なるべく早くつきたいのだが、帰ってくるバスにいちいち縁村まではどう行くのかを訪ねる。私は、富山から乗ってきたこのひゅうが駅からすでに間違えているのではないのか。なんだか、息苦しくなってきた。喉が渇いている。キオスクのおばちゃんからお茶を買う。キオスクはあるのになあ。5番目のバスがやってきて、私はやっと乗れることができた。多田ペンションまでお願い、やっと一息つくことができる。
着くと、いつものペンションのおばさん(ほどではないが)が犬と一緒に迎えてくれた。そして、リビングでハーブティ。ここの奥さんは東京での生活を捨てて、この山での暮らしを楽しんでいるのだ。苦労もあったろう、周りの目もあったろうに、今ではほがらかに笑っている。私は、彼女の生き方が好きだ。というか、行き方が好きだ。旦那さんの意志もあったのだろうが、全部ほっぽり出して、こっちに来た。子供もふたりすくすくと育っている。そんな大それた選択私にはできないもの。
ペンションの私の部屋に通される。ここにもハーブが添えられていて、香りが鼻をそよぐ。「良い部屋だわ。ありがとう、いつも」「いいえ、久しぶりですもの。あの頃、まだ中学生だったでしょう?」ええ、と答えながら、窓を開けてみる。窓からは、うっそうとした森が見える。それが風になびく様がいやされるのだ。「それじゃこれで」と奥さんは下がった。
さて、これから、何をしようか。本も持ってきたけれど、不安な本なので、わざわざここで読む必要もない気がしてきた。「エンジェル・アット・マイ・テーブル」でも、私はここに来るまで、この本を支えに生きてきたのだ。鳥の巣のような赤毛の貧しい女の子は読書に目覚めるが、やがてその世界に閉じこもったため、精神病院に送られ、ロボトミー手術を強要されてしまいそうになる。電気ショックはいつもの日課。だが自分の書いた作品が認められたことで、彼女は書くことの他に自分はないと悟る。その時、既に彼女は三十代半ばを超えていた。リルケの詩から取られた題名、不意に現れた“机の上の天使”とは即ち“希望”の代名詞である。映画でも見たが、希望もくそもない映画だった。たったひとりの孤独の人生をうっとりと受け入れるその様は、私には、ずっと鏡を見つめる若い女に、ずっとひとりで遊び続ける子供を思い起こさせ、吐きそうになったことがある。

なんにもない

2004年6月12日
なんにもないへやのなかでぼくは
からっぽのぎゅうにゅうパックをすすっていたんだ
もうきみをわすれたはずなのに こころくるしくなる

なんにもないへやのなかでぼくは
さいほうそうのテレビドラマにはまっていたんだ
かこにいちどみたはずなのに またなみだしてる

いつかときがきたら
ぼくはまどを まどをあける

なんにもないへやのなかをぼくは
ありもしないじぶんらしさでかざってしまうんだよ

なんにもないへやのなかでぼくは
おんぷのないメロディーをくちずさんでいたんだ
あえてけいようするならば むねがシクシクなくうた

なんにもないへやのなかでぼくは
かたちのないペンでつづっていたのさ
つまるところむそうばかり たまにむなしくもなる

いつかときがきたら
ぼくはまどを まどをあける

なんにもないへやのなかにぼくは
とりとめのないいきるいみなんぞをさがしてしまうんだよ

いつかときがきたら ぼくはへやを このへやをすて
まちうけるこんなんなひびのなかを
やるかたないかおであるいていくんだよ

まちうけるこんなんなひびにぼくは
かけがえのない仕合せをかんじていくんだよ

happy

2004年6月9日
星が沈む海に
太陽がのぼる
光の矢の中で
君を抱いていた

生きてるって 素晴らしいね
君がそばにいると違う

古い過去は捨てて
時のページめくるように
今 未来へ走れ

Oh! happy happy greeting
おめでとう おめでとう
New Year! 何かが始まる
きっといいことある
予感で胸がさわぐよ
Oh! happy happy greeting
おめでとう おめでとう
Birthday! ロウソク消そうよ
君と生きていると
毎日 夢が生まれる
誕生日

高い壁を築き
孤独に慣れてた
やさしい手がぼくを
ひっぱり出すまで

君は奇跡 悩みを消し
ぼくに勇気をわけてくれた

古い自分捨てて
目覚めるたび生まれ変わる
ぼくを見ててほしい

Oh! happy happy greeting
おめでとう おめでとう
Valentine! 確かめあおうよ
甘くとろけそうな
時間の流れのそこで
Oh! happy happt greeting
おめでとう おめでとう
Wedding! 結ばれあおうよ
夢はまだ小鳥さ
大事に育ててゆこう
いつまでも

Together,Together
Forever,Forever

Oh! happy happy greeting
おめでとう おめでとう
New Year! 何かが始まる
きっといいことある
予感で胸がさわぐよ
Oh! happy happy greeting
おめでとう おめでとう
Birthday! ロウソク消そうよ
君と生きていると
毎日 夢が生まれる

Oh! happy happy greeting
Oh! happy happy greeting
何かが始まる
きっといいことある
予感で胸がさわぐよ

Oh! happy happy greeting
Oh! happy happy greeting
ロウソク消そうよ
君と生きていると
毎日 夢が生まれる

あけまして
おめでとう
happy happy greeting
to you
お・め・で・と・う!・
僕が生きてるこの街は
不思議を潜め呼吸してる
まだそれに気づかず
生きてんだろうなって
斜め前を歩く少年に大人なふり

夢を手に出来ず捨てた日が
時折り胸を打つ
この少年の
歩いてく先に
不思議がたくさん咲いていますように

嘘にぶたれる音は
好きじゃないや
傷しみるけど
今日も戦ってたいな

愛を見失ってしまう時代だ
誰もが持っているんだ
自分を守り生きていく時代だ
だからこそ僕らが
愛を刻もう傷ついたりもするんだけど
痛みまでも見失いたくない

君の影揺れる日が
多くなってる気がする
小ちゃい男で終わりたくないって
光を射して気付かぬ素振してんだ

近頃の空
やけに狭く映るな
君も同じだろう
不安抱きしめてんだろう

君が苦しめられない保証が
この街にもあれば
勇気なしで背中押したけど
未だ気がかりだよ
強がる時が来たとしたら
これはチャンスだって
君ならきっと
笑い飛ばせてるよね

このカラダまだ行けるさ
ゲームはまだ終わっちゃいないさ
愛を見失ってしまう時代だ
自分を守り生きていく時代だ
何かを守る為に
愛を伏せるなんて不細工だ

愛を見失ってしまう時代だ
街も求めているんだ
自分を守り生きていく時代だ
だからこそタマシイが
愛を刻もう傷ついたりもするんだけど
痛みだけは忘れたくないんだ

紋白蝶

2004年5月28日
彼女、スベスベの肢体で、だんだんこっち来るからどうしよう
学校の筆箱みたいに ガタガタ心は落っこちる

汗と青春の不毛で 何をするにしても冴えなすぎる
カーテンの膜の裏側で結ばれそう だけど困惑する

モンシロみたく直接 花のひだに密接したいな
おいしいもん見たら即決 力の限り今飛びこえる

画家の生まれた酒屋が最近超高層ビルディングに変えちまった
母さんも悲しげな様で 世知辛い時代嘆いている

シャンペンの泡のようなニュース 刺激的だけど3秒間で消えだす
誰も言えない無情で 揺すれば今にも泣いちゃいそう

モンシロみたく直接 花のひだに密接したいな
おいしいもん見たら即決 力の限り今飛びこえる

モンシロみたく直接 花のひだに密接したいな
おいしいもん見たら即決 力の限り今飛びこえる





■読んで下さってる皆様
40000HITありがとうございます。これからもどうぞご贔屓に。

今以上

2004年4月27日
もっと勝手に恋したり
もっとKissを楽しんだり
忘れそうな想い出を
そっと抱いているより
忘れてしまえば

今以上
それ以上
愛されるのに
あなたはその透き通った瞳のままで
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を持つ
あなたの願いが
かなうのに

もっと何度も抱き合ったり
ずーっと今夜をゆれ合ったり
哀しそうな言葉に
酔って泣いているより
ワインをあけたら

今以上
それ以上
愛されるのに
あなたはただ恥らうよりてだてがなくて
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心をまだもてあましているのさ
この夜も

今以上
それ以上
愛されるまで
あなたのその透き通った瞳の中に
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を写しだしてみせてよ
ゆれながら
小さなことで
大事なものを失った
冷たい指輪が
私に光ってみせた
「今さえあればいい」
と言ったけど 
そうじゃなかった
あなたへ続くドアが
音も無く消えた

あなたの幸せ願うほど 
わがままが増えてくよ
それでもあなたを引き止めたい 
いつだってそう
誰かの願いが叶うころ 
あの子が泣いてるよ
そのまま扉の音は鳴らない

みんなに必要とされる君を
癒せるたった一人に
なりたくて
少し我慢し過ぎたな

自分の幸せ願うこと 
わがままではないでしょ
それならあなたを抱き寄せたい 
できるだけぎゅっと
私の涙が乾くころ 
あの子が泣いてるよ
このまま僕らの地面は乾かない

あなたの幸せ願うほど 
わがままが増えてくよ
あなたは私を引き止めない 
いつだってそう
誰かの願いが叶うころ 
あの子が泣いてるよ
みんなの願いは同時には叶わない

小さな地球が回るほど 
優しさが身に付くよ
もう一度あなたを抱き締めたい 
できるだけそっと

自爆行為

2004年4月17日
ずっと欲しかったカメラ
探してた
手に入れた
やけに明るい土曜日
僕は見る
君を見る
ほらツンと澄まして上向いて
右手をほおにあててみて
このままでいたいと僕は思うから

カメラの中
3秒間だけ僕らは
突然恋をする
そして全てわかるはずさ

いつも黙ってる君と
退屈な旅をする
バックミラーをのぞいて
気にしてた
気づいてた
でもほおづえついて
僕を見て
ちょっと唇をとがらせて
このままでいたいと僕は思うから

カメラの中3秒間だけ僕らは
突然恋をする
そして全て分かるはず

Ah! どうせ僕らはいかさまなカードで逃げまわる
Ah! くやしいけど忘れやしないだろう!
このままでいたいと僕が思ってたこと
カメラの中の3秒間だけ僕らは
突然恋をする そして全て変わるはず
本当のこと何も言わないで別れた
レンズ放り投げてそして全て終わるはずさ

大いなる賭け

2004年4月7日
カーラジオをつけて
僕が
甘い言葉ささやくから
8月のサングラスは
キュートすぎる君だとかなんとか

ハイファイないたずらさ
きっと意味なんてないさ
でも僕らはいつでも
喋り出すのさ

ティールームの
ポラロイドに
いつのまにか
気取る僕ら
カラフルなソーダ水で
ずうずうしい言い訳続けてる
舌を出す 嘲笑う
そんなありふれたスタイル
蹴とばすもの何にもありゃしないのにね

ひとりきり
カレイドスコープ・ワールドで待つのさ
世界の終わり
少しだけシャイなふりをした
変な角度のウィンク

ほら
僕らのビッグ・バッド・ビンゴさ

ハイファイないたずらさ
きっと意味なんてないさ
蹴とばすもの何にもありゃしないからね

ひとりきりカレイドスコープ・ワールドで待つのさ
世界の終わり
少しだけ
シャイなふりをした
変な角度のウィンク

ほら
僕らのビッグ・バッド・ビンゴさ

好きなだけ
恋の夢を見て
勝手にキスして
泣いて

さあ僕らのビッグ・バッド・ビンゴに
あぁ脱け出せないビッグ・バッド・ビンゴに

空に空砲

2004年4月1日
午前3時の熱く焼けたアスファルトから
曲がり角まで逃げる頃は
ほら崩れ出す

笑え笑え笑い飛ばせ
僕たちの目は見えすぎて
ずっと宗教のようにからまるから

いつでも僕の舌はいつも空回りして
言わなくていい事ばかりが
ほら溢れ出す

つけぼくろで微笑む君
クリスマスイブの出来事
蹴っとばすためのブーツ履いて話そう

雨の中
大声で笑う
いつまでも
不思議だと思う

赤い血で染められたラストシーンみたいに
さあ
背中から狙い撃つ片目に
ライトだけ眩しい

雨の中
大声で笑う
いつまでも
不思議だと思う

耳をいつも澄まして17歳の僕がいた
花束をかきむしる
世界は僕のものなのに!

猛スピードで逃げる焼けたアスファルトから
軽蔑と憧れをごらん
ほら
崩れ出す

回る回る回り続ける
僕たちの目は見えすぎて
きっといつまでも
死を告げることだろう

雨の中
大声で笑う
僕たちは不思議だと思う

掌の傷いつか消える
僕たちは膝ついて祈る
誰も聞かない声で叫ぶ
僕たちは偶然に気づく
ほんとのことが知りたくて
嘘っぱちの中旅に出る
イルカが手を振っているよ
さよなら

真珠と眠りと向こう見ずを
逆さに進むエピローグへ
君が分かってくれたらいいのに
いつか

永遠行きの発射台へ
いざなえよクールな僕たちを
この胸の高鳴り誰が知ろう?
虚ろな思い遙か超えて
穏やかな午後を歩くだろう

世紀の物語へ! 僕は高く手を挙げて
狂騒のパーティーへ! 闇照らす火かかげて
はるかな栄光へ! 昇る夕日背にうけて
瞬間の映画へ! 時の呪い切り裂いて

遠くまで行く 海を見に行く
出鱈目に見える 挑戦は続く
回るテープから 君の枕へと
叫び声の中 胸張って進む
諸刃の剣か ただの煙幕か

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